今回は、海外FXをする上で絶対に知っておきたい『レバレッジ』についてまとめていきます。
この記事は、
何となく知ってるけど、詳しくは分からない。
という方には、特に役立つと思います。
また海外FX業者ごとのレバレッジも比較しているので、参考にしてください。
海外FX業者のレバレッジを比較
海外FX業者は、国内業者と比べてレバレッジがかなり高めに設定されています。
国内ではレバレッジ25倍までですが、海外FX業者だと500倍~5000倍などかなり高めに設定されています。
レバレッジ(leverage)は、いわゆる『てこ』と同じです。
『てこ』を利用すれば小さな力でも重たい物が持ち上げられるように、レバレッジを利用すれば少ない資金で大きな取引をする事ができます。
海外FX業者によりますが『レバレッジ最大500倍』というように上限が決まっています。
レバレッジ最大500倍の業者であれば、証拠金1万円でも最大500万円分の取引が可能になります。
主要な海外FX業者でも、最大レバレッジはこのようになっています。
・スタンダード口座:888倍
・マイクロ口座:888倍
・Zero口座:500倍
<GEMFOREX>
・オールインワン口座:1000倍
・ノースプレッド口座:1000倍
・レバレッジ5000倍口座:5000倍
<TITAN FX>
・Zeroスタンダード口座:500倍
・Zeroブレード口座:500倍
こうしてみると、GEMFOREXは他の業者と比べても圧倒的にレバレッジが高いですね。
レバレッジ5000倍口座は300口座限定となっていますが、レバレッジ1000倍でも十分使いやすいです。
レバレッジとロスカットについて
少ない資金で大きな取引が出来るのがレバレッジが高い口座(ハイレバレッジ)の魅力ですが、もちろん注意点もあります。
それは、相場が予想と逆に動いて『含み損』が出た場合にロスカットされる可能性が高い点です。
海外FX業者だと証拠金維持率は20%程度なので国内業者よりはロスカットされにくいですが、それでも相場が急変した場合には十分あり得ます。
証拠金維持率とは『どれだけ証拠金に余裕があるか』を表したパーセンテージです。
証拠金維持率の計算式は(有効証拠金÷必要証拠金×100)で、有効証拠金というのは含み損益も考慮した証拠金のことを指します。
この証拠金維持率が一定以下になると、
・マージンコール(証拠金維持率が下がってるというお知らせのこと)
・ロスカット(証拠金維持率が下がりすぎたので強制的に決済されること)
業者によってこれらが行われます。
証拠金維持率が下がってきたときは、
・追加で証拠金を入金する
・取引を一部または全部終了する
という対処が必要です。
レバレッジが高ければ少額の証拠金で取引が出来ますが、最小限しか証拠金を入れていない場合はロスカットになる可能性がグッと高まります。
例えば、こんな3つのケースを考えてみましょう。
ケースA | ケースB | ケースC | |
---|---|---|---|
証拠金 | 1万円 | 5万円 | 10万円 |
1ドル | 100円 | 100円 | 100円 |
取引量 | 10万ドル | 10万ドル | 10万ドル |
レバレッジ | 1000倍 | 200倍 | 100倍 |
ロスカット | 1ドル99.92円 | 1ドル99.52円 | 1ドル99.02円 |
※証拠金維持率は20%で計算
※http://fxsoft.x0.com/fxsimu/での計算結果を引用
ケースA~Cは、すべて(1ドル100円×10万)で1,000万円が必要です。
ケースAのように証拠金1万円だと、レバレッジ1,000倍でようやく1,000万円分の取引が可能になります。
ただこれは全く余裕がない取引です。
証拠金維持率20%の海外FX業者だと、1ドル99.92円になるだけでロスカットになってしまいます。
8pips(0.08円)なんてすぐに動いてしまうので、注文を入れて数分後にロスカットなんてこともあり得ます。
ケースBは証拠金が5万円なので、レバレッジ200倍で1,000万円分の取引が可能です。
そのため1ドル99.52円まで下がらないとロスカットは行われません。
ケースAよりは少し余裕が生まれましたが、それでも1日で0.48円下がることは珍しくありません。
そしてケースCは証拠金が10万円なので、レバレッジ100倍で1,000万円分の取引が可能です。
そのため1ドル99.02円まで下がらないとロスカットは行われません。
ケースBよりも更に余裕が生まれたので、早々にロスカットされることは無いでしょう。
このように、証拠金を最低限にしてハイレバレッジ取引しているとあっという間にロスカットされる可能性が高いです。
少ない証拠金で取引出来るという魅力があるハイレバレッジですが、少し余裕を持たせて取引される事をおすすめします。